エリクソン氏ががん診断を公表、余命「約1年」 サッカー元イングランド代表監督

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サッカー元イングランド代表監督のスベンゴラン・エリクソン氏/Antonietta Baldassarre/Insidefoto/LightRocket/Getty Images

サッカー元イングランド代表監督のスベンゴラン・エリクソン氏/Antonietta Baldassarre/Insidefoto/LightRocket/Getty Images

(CNN) サッカー元イングランド代表監督のスベンゴラン・エリクソン氏は11日、スウェーデンのラジオP1で末期がんを患っていることを明かし、余命は「約1年」だと語った。

これより前、CNNはエリクソン氏に近い情報筋から、同氏がすい臓がんと診断されたとの情報を得ていた。

ロイター通信によると、エリクソン氏はP1に対し「私が良くない病気を患っていることは誰が見ても分かる。皆、がんだろうと思っているが、その通りだ。だが、できるだけ長く闘病を続ける必要がある」とコメント。

「余命は良くて約1年、悪ければもっと短い」「私の医師たちも完全には分かっていないと思う」と言い添えた。

英BBCとの別のインタビューでエリクソン氏が語ったところによると、がん診断について知ったのは「5回の軽い脳卒中」で入院した時のことだった。手術不可能ながんだと告げられたという。

エリクソン氏はイングランド代表監督を務めた経歴が最もよく知られている。

俗に言うイングランドの「黄金世代」を指導し、2回のワールドカップ(W杯)や欧州選手権(EURO)でデビッド・ベッカム、ウェイン・ルーニー、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、リオ・ファーディナンドといった選手と一緒に仕事をした。

外国人監督がイングランド代表の指揮を執るのはエリクソン氏が初めてだった。エリクソン氏の下、イングランドはEURO2004と06年W杯の準々決勝で二度にわたりポルトガルにPK負けを喫した。

イングランド代表元主将のルーニーは11日、エリクソン氏をサポートする言葉を投稿。X(旧ツイッター)に「今朝、悲しい知らせが入った。私の思いはスベンゴラン・エリクソンや彼の家族と共にある。素晴らしい監督で、特別な人。誰からも敬愛されていた」などと書き込んだ。

03年のオーストラリア戦でルーニーを代表デビューさせたのはエリクソン氏だった。当時ルーニーはエバートンのFWで、弱冠17歳だった。

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