大谷翔平の通訳解雇 「大規模な窃盗」の疑いと報道
(CNN) 米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を長年務めている水原一平氏が、「大規模な窃盗」の疑いで解雇されたことが分かった。大谷選手の弁護士らによれば、窃盗の疑惑には賭博が絡んでいるという。米紙ロサンゼルス・タイムズとスポーツ専門局ESPNが報じた。
報道によれば大谷選手の弁護士チームは、水原氏が数百万ドルを着服し、ブックメーカーに賭けていたと主張している。
詳細はロサンゼルス・タイムズが最初に報じた。
大谷選手の法律事務所はCNNの取材に答え、「最近のメディアへの取材に対応する中で、翔平が大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明した。この件は当局に引き渡している」と述べた。
水原氏は、韓国のソウルで20日に行われた大リーグ開幕戦で大谷選手の通訳を務めた。試合はドジャースがサンディエゴ・パドレスに5―2で勝利した。
CNNは大谷氏の代理人、大リーグ、ドジャース、オレンジ郡保安官事務所にコメントを求めたが、現時点で返答はない。また水原氏にもコメントを求めている。
大リーグによれば、水原氏と大谷選手は2013年から17年まで、日本のプロ野球の北海道日本ハムファイターズにも共に所属していた。水原氏はファイターズで外国人選手の通訳を担当していたという。
18年からは大谷選手の大リーグ移籍に合わせて、同選手専属の通訳を務めていた。