テイラー・スウィフトさんの楽曲、ティックトックに復活

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米人気歌手のテイラー・スウィフトさん/Kevin Winter/Getty Images for TAS Rights Management

米人気歌手のテイラー・スウィフトさん/Kevin Winter/Getty Images for TAS Rights Management

(CNN) 米人気歌手テイラー・スウィフトさんの楽曲が、音楽配信会社ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)と「TikTok(ティックトック)」との印税をめぐる争いを経て、ティックトックに復活した。

スウィフトさんの楽曲は、最新アルバム「The Tortured Poets Department」のリリースを来週に控える中で、人気SNSのTikTokに戻ってきた。スウィフトさんの楽曲は11日時点でTikTokの楽曲カタログに表示されており、誰でも動画を新規作成する際に利用できる。

UMGは1月、「アーティストと作詞作曲家のコミュニティーへの公開書簡-我々がTikTokに待ったをかける理由」と題した声明を発表した。同社はこの声明の中で、TikTokとのライセンス契約が期限切れになると述べ、スウィフトさん、アリアナ・グランデさん、カミラ・カベロさん、リアーナさんを含む様々なアーティストの楽曲を引き上げた。

この結果、同社に所属するアーティストの楽曲はTikTokの動画から削除され、著作権侵害により削除された旨の通知が表示された。

UMGによると、TikTokは当時、アーティストと作詞作曲家に対し、同様の主要SNSが支払う料金の数分の一を支払うことを提案してきたという。UMGは「TikTokは最終的に楽曲に正当な対価を支払うことなく、音楽に基づくビジネスを構築しようとしている」と声明で述べている。

一方で、TikTokからの収入は同社の総収入の1%程度に過ぎないという。

同社はまた、TikTokが人工知能(AI)によって生成された音声や映像をプラットフォーム上に存在させ、この種の楽曲制作を「可能にし、促進し、奨励する」ツールを開発していることを問題視している。

スウィフトさんの楽曲がTikTokに復活するにあたり、どのような条件が満たされたのかは不明だ。UMG、TikTok、スウィフトさんの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。同社の他のアーティストの楽曲はまだTikTok上に表示されていない。

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