大谷の50―50、並外れたシーズンの節目に過ぎず
フィールド外での裏切り
フィールド内では記録的なシーズンを送っている大谷だが、フィールドの外ではトラブルに見舞われた。
6月、大谷の通訳を長く務めた水原一平被告が、違法賭博で作った借金を返済するために大谷から約1700万ドルを盗んだとして、銀行詐欺と虚偽納税申告の訴追内容を認めた。この件が公になったのは、韓国での開幕戦に大谷が出場してからわずか数時間後のことだった。
水原被告の違法賭博の問題が発覚してから数週間にわたり臆測が流れ、大谷がこの状況をどの程度把握していたのかについて疑問の声があがった。
大谷は水原被告のギャンブル依存と盗みについて知らなかったと主張。水原被告が罪状を認めたことを受けて、事態は「終結を迎えた」との認識を示した。大谷は声明を発表し、「前に進む時期が来た」と述べた。
大谷のドジャース1年目は波乱に満ちており、水谷被告の件ははるか遠い昔のように感じられる。打席での素晴らしいパフォーマンスによって、焦点は再び、フィールドでの大谷の独特で並外れた才能に向かいつつある。
ドジャースが12年連続でポストシーズン進出を決め、ワールドチャンピオンへの期待も高まるばかりだ。大谷はその最前線に立っており、世界中の野球ファンは大谷がさらにどのような歴史的偉業を達成するのか注目している。