大物カントリー歌手キャリー・アンダーウッド、トランプ大統領就任式に出演
(CNN) カントリーミュージックのスター歌手キャリー・アンダーウッドが、20日に米議会議事堂で行われるドナルド・トランプ大統領の就任式に出演して「アメリカ・ザ・ビューティフル(美しきアメリカ)」を披露する。CNNが入手した式次第の写しで明らかになった。
アンダーウッドは、「私はこの国を愛しており、就任式で歌うよう依頼されたこと、この歴史的な出来事の小さな一部になれることを光栄に思います」とCNNにコメント。「私たちが団結の精神で一丸となり、未来へ目を向けるべき時に、謹んで呼びかけにお応えします」としている。
大統領の宣誓はジョン・ロバーツ最高裁判所長官が、J・D・バンス副大統領の宣誓はブレット・カバノー判事がそれぞれ執り行う。
トランプ氏は一期目も過去3回の大統領選挙を通じても、ハリウッドのスター俳優や歌手の支持獲得に苦慮してきた。そうした中で大物アンダーウッドが登場する意味は大きい。
グラミー賞受賞歴をもつアンダーウッドは数々のプラチナヒットを飛ばした実績があり、NFL中継番組やテレビの人気番組に出演するなど知名度も高い。多くのNFLファンはアンダーウッドの出演を歓迎するかもしれない。
半面、トランプ氏を支持する有名人は誰であれ、左派系のファンやハリウッドの同業者に疎まれる可能性もある。
アンダーウッドのコメントではトランプ氏の名には言及せず、国家の団結に照準を絞っている。それでもトランプ氏に同調する姿勢を表明したのは、アンダーウッドにとって大きな決断だった。
歴史的にハリウッドは民主党との結びつきが強い。そうした中でカントリーミュージックのスター歌手らは常に保守寄りに傾いている。