マンUとスコットランド代表で活躍、デニス・ロー氏が死去 84歳
(CNN) 英イングランド・プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)を象徴する選手として活躍し、年間の世界最優秀選手に与えられる「バロンドール」をスコットランド人で唯一獲得したデニス・ロー氏が84歳で死去した。マンUが17日に確認した。
ロー氏の家族はクラブを通じた声明で、同氏が過酷な闘病を経てようやく安らかな眠りについたと述べた。その上で、人々から寄せられた多くの支援と愛情に感謝を表明した。
「キング」の愛称で親しまれたロー氏はマンUでの現役時代、チームメートのボビーチャールトン、ジョージ・ベスト両氏と共にクラブの黄金時代を牽引(けんいん)した。「ホーリー・トリニティー」と呼ばれた3選手の中で、存命なのはロー氏のみとなっていた。
10年を超えるマンUでのキャリアで、ロー氏は404試合に出場し、237ゴールを記録した。クラブの歴代ゴール数としてはウェイン・ルーニー氏、チャールトン氏に次ぐ3位。
1963~64年のシーズンにはクラブ史上最多となる46ゴールを決め、64年のバロンドールに選ばれた。