アイルランドのマイケル・オサリバン騎手が死亡、24歳 レース中に落馬
(CNN) アイルランドの騎手マイケル・オサリバンさんが、10日前のレース中の落馬事故で負ったけがのために死去した。24歳だった。同国の競馬統制委員会(IHRB)が16日に発表した。
IHRBによると、オサリバンさんは16日未明、コーク大学病院で家族にみとられて亡くなった。
オサリバンさんは今月6日、「ウィー・チャーリー」に騎乗してアイルランドで行われたレースに出場。最後の障害物でオサリバンさんを含む3人が落馬し、オサリバンさんは競馬場で手当てを受けた後、コーク大学病院の集中治療室に空路搬送された。
IHRBのジェニファー・ピュー主席医務官は、オサリバンさんの「献身的で謙虚で思いやりのある性格」をしのび、「一緒にいるのが楽しかった」と振り返った。
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騎乗するオサリバン騎手/John Walton/AP
オサリバンさんは若手騎手ながら2023年のレースで優勝するなどの実績を上げていた。
アイルランドのミホル・マーティン首相はオサリバンさんの死に哀悼の意を表し、「多くの人に感銘を与えた才能豊かな騎手だった」と追悼した。
16日にアイルランドで予定されていたレースは全て、オサリバンさんをしのんで中止になった。