自動運転カーの試験走行を認める法案、州知事が署名 カリフォルニア
(CNN) 米カリフォルニア州のブラウン知事は25日、ドライバーを必要としない自動運転カーの試験走行を認める法律に署名した。米グーグルは5年以内の実用化を目標に開発を進めている。
ブラウン知事が同州マウンテンビューのグーグル本社で法案に署名した。署名には同社の共同創業者セルゲイ・ブリン氏と、法案を起草したアレックス・パディリャ州上院議員が立ち会った。今後は同法に基づいて試験走行を重ね、実用化の具体的な手続きや条件を決定する。
自動運転カーはレーダーセンサーやカメラ、人工知能の技術を駆使して、周囲の状況を把握しながら進路を定める。グーグルだけでなく、カリフォルニア工科大などさまざまな組織が開発に取り組んでいる。
ネバダ州では昨年、自動運転カーの走行を認める法案が可決された。ただしネバダ、カリフォルニアの両州とも、運転席にはいざという時にハンドルを握れる人間が座ることを条件としている。