アップルが小型iPadを近く発表か、買う?買わない?
キンドル・ファイアはこれまでに推定計500万台が売れる人気商品となった。一方でiPadのシェアは下がり気味。米調査機関ピュー・リサーチ・センターの最近の報告によれば、この夏、米国で使われていたタブレットのうちiPadが占める割合は52%と、1年前の81%からかなり縮小していた。
ジョブズ氏の主張に反して、より小さくより安いタブレットを求める声は大きい。iPadミニの画面サイズは7~7.8インチとなる見通し。従来のiPadに比べると普通のポケットやバッグにうまく入り、片手でも操作できることから、持ち運びがはるかに便利になる。インターネットへのアクセスは、キンドル・ファイアがWiFi接続に限られているのに対し、3G、4G回線に対応するモデルも登場する見通しだ。
アップルの実績や熱心なファンの存在を考えれば、iPadミニの最低価格をキンドル・ファイアと同じ99ドルまで引き下げる必要はないとみられる。ただ小型タブレット市場に売り込むためには、150~200ドルからに抑えるべきだろう。そうなると、iPadミニに高性能の内蔵メモリーやレティーナ・ディルプレーを搭載するのは難しそうだ。