アマゾン、年末商戦に向け全米で5万人を臨時雇用へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米インターネット通販大手アマゾンは今年、年末商戦に向けて全米で新たに5万人の臨時従業員を採用する方針を明らかにした。
同社が全米40カ所に設けている物流センターでは現在、2万人の常勤従業員が注文を受け、商品を倉庫から出し、包装するなどの作業を担当している。臨時従業員の具体的な職種は不明だが、こうしたセンターに配置されて同様の作業に当たる見通し。そのうち数千人は年明け以降、フルタイムで引き続き採用されるという。
転職あっせん業者のCGCが先週発表したまとめによると、米国内のレストランを除く小売業界ではこの年末、計41万3700人の臨時雇用が見込まれる。百貨店大手のメイシーズが8万人、同コールズは昨年から10%増の5万2700人、玩具大手トイザラスも昨年より5000人多い4万5000人の臨時従業員を採用すると発表している。
全米小売協会(NRF)は今年11~12月の小売売上高について、前年比4.1%増の5860億ドル(約46兆2000億円)に上るとの予想を示している。昨年は前年比5.6%増で、過去10年間の平均は同3.5%増だった。