米グーグル決算、手違いで前倒し発表 減益で株価急落

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ニューヨーク(CNNMoney) インターネット検索大手米グーグルが18日に発表した7~9月期決算が、手違いで予定よりも4時間ほど早く公表されてしまうというハプニングがあった。

決算内容は売上高、利益ともアナリストの予想に届かなかった。このため株価が急落して取引が一時停止され、その後再開されたものの終値は8%下げた。

手違いで発表された資料には、「ラリー(・ペイジ最高経営責任者=CEO)のコメント待ち」といった文言が残っていた。

グーグルは手違いの原因について、印刷会社のRRドネリーが、グーグルの承諾を得ないまま米証券取引委員会に原稿案を提出してしまったと説明している。

同社は約3時間後、ペイジ氏のコメントを付け加えた正式な決算発表を行った。決算内容は同じだった。

トラフィック獲得のためのコストを除いた売上高は113億ドル(約8960億円)で、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想の118億ドルを下回った。1株利益も9.03ドルと、アナリスト予想の10.65ドルに届かなかった。

それでもペイジ氏は、売上高が前年より45%増えたとして「好調な」業績を強調し、「美しくシンプルで直観的なグーグル体験を、全ての端末で実現するという進展に興奮している」とコメントしている。

ペイジ氏は18日午後、決算発表後の電話会見にも登場した。同氏は声が出ない症状に見舞われて、先週まで数カ月の間、公の場に登場していなかった。この日もひどく枯れた声で、普段よりもゆっくりとした口調だった。

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