スマホの高額決済進む、400万円のブルドーザー購入も 米
ニューヨーク(CNNMoney) 米国でモバイル決済が普及する中、高額商品の購入にもスマートフォンが使われるようになっている。
電子決済サービスの米ペイパルによると、今年同サービスのモバイル決済機能を使って購入された高額商品は、キャタピラー製ブルドーザーの4万8000ドル(約400万円)がトップで、2位は125個のダイヤモンドをあしらった4万6500ドル(約390万円)のホワイトゴールドのネックレスだった。
以下、リンカーン大統領の肖像画が入った年代ものの1セント硬貨のコレクション(4万6000ドル)、男性もののダイヤモンドのネックレス(4万ドル)、ルーマニア出身の画家ニキータ・アレキサンドラの絵画(4万ドル)が高額商品の上位5点だった。5点を合わせた総額は22万ドル(約1800万円)に上る。
高額商品に限らず、今年の年末商戦では買い物に携帯端末を使う人が増え、店先でスマートフォンやタブレットを使って、ネット通販で売り出されている商品と値段を比較するのも当たり前の光景になった。
IBMによると、11月の感謝祭明けの「サイバーマンデー」に携帯電話やタブレットを使って買い物をした人は全体の13%を占め、昨年の7%から増加した。
モバイル端末でバーゲン情報をチェックした人も、昨年の12%から今年は18%に増加。感謝祭翌日の「ブラックフライデー」は、ネット通販の販売額が同社の統計で21%伸びたのに対し、店頭での販売額は、ショッパートラック社の調査で約2%減少している。