「いいね」で性格や指向、薬物依存まで分かる? 米調査
一方、知性の高いユーザーは風刺番組の「ザ・デイリー・ショー」「科学」「モーガン・フリーマンの声」などに「いいね」を出し、コメディ映画の登場人物「クラーク・グリズウォルド」や「ハーレーダビッドソン」、ロックバンド「ポイズン」のブレット・マイケルズを好むユーザーはどちらかというと知性が低いという結果も。
また、俳優のクリス・タッカーやチアリーディングが好きなら外向的な性格、「ロールプレイングゲーム」「アニメ」が好きなら内向的な性格がうかがえるという。
このほかにも、例えば21歳になる前に両親が離婚しているかどうかは60%の確率で判別できた。ほかの項目に比べれば高いとはいえないが、広告主にとっては十分な利用価値があると研究者は指摘する。
今回の結果をもとに、ユーザーが自分の指向をチェックできるウェブサイト「YouAreWhatYouLike.com」も公開された。同サイト上でフェイスブックにログオンすると、「いいね」に基づいて自分の性格を診断できる。同サイトで入力した内容は個人情報を削除した上で、研究用途に使われるという。
もっとも、今回の研究結果はまだ完璧というわけではなく、「いいね」だけで友人を判断してはいけないと研究者らは釘を刺している。