グーグル、1~3月期は増収増益 今後はモバイル事業が鍵

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米グーグルのラリー・ページCEO

米グーグルのラリー・ページCEO

ニューヨーク(CNNMoney) インターネット検索大手の米グーグルは18日、1~3月期の決算を発表し、売上高は約140億ドル(約1兆4000億円)、特別項目を除く純利益は39億ドルと増収増益となった。

これを受けて同社の株価は時間外取引で3%上昇したが、モバイル事業について好材料が乏しく、その後反落した。

スマートフォン向けOS(基本ソフト)のアンドロイドで市場をリードしているグーグルだが、ネット利用のパソコンから携帯電話へのシフトが同社の業績に影響を及ぼす可能性がある。

1クリック当たりの広告料金では、モバイル向け広告がパソコン向けの広告に比べて安く、1~3月期の同社広告料金の平均は前年同期比で4%下落。6四半期連続のマイナスとなった。

大きな市場シェアを誇るアンドロイドだが、同社内では布陣が変わった。アンドロイドの生みの親であるアンディ・ルービン氏は3月、同部門の責任者から新プロジェクトに異動となった。プロジェクトの内容は明らかにされていない。

ラリー・ページ最高経営責任者(CEO)はアナリストから、眼鏡型ネット端末「グーグル・グラス」の開発など検索サービス以外の分野への事業拡大を問われると、「企業は、既存の事業を行いつつ、いくつかの小さな事業にも取り組む傾向がある」と説明。ただ、グーグルとしては「他の人がやろうと思わないような事業に挑戦したい」と語った。

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