アンカラ市長、ツイッターで反対派と勢力争い トルコ
トルコ・イスタンブール(CNN) 政府に対する抗議デモが続くトルコで、首都アンカラの市長が短文投稿サイトのツイッター上で反対派と支持者のツイート数を競い合う勢力争いを展開している。
発端はアンカラのギョクチェキ市長が23日、ツイッター上で英BBCトルコ放送局のセリン・ギリット特派員を名指しして「外国の工作員」と非難したことだった。ギョクチェキ市長はさらに、「彼らは英国の主導で工作員を雇い、我が国の経済を崩壊させようとしている」とツイートした。
ギョクチェキ市長は同国のエルドアン首相が率いる与党公正発展党(AKP)の所属。エルドアン首相は3週間前に抗議デモが激化して以来、外国が背後でデモ隊を操り、テロや暴動を引き起こしていると非難していた。
ギョクチェキ市長もこの筋書きに沿って、ツイッターで特定の話題を取りまとめるハッシュタグの機能を使い、トルコ語で「英国のセリン・ギリットの名でスパイするな」という意味の話題を作成。読者に呼びかけてツイッターの世界ランキングでこの話題を上位に浮上させた。