ブランド価値の世界ランキング、アップルが初の首位
(CNN) 米コンサルティング会社インターブランドが発表した世界の企業のブランド価値ランキングで、アップルがトップ、グーグルが2位に躍り出た。13年間首位を維持したコカ・コーラは3位に後退した。
同社は企業の財務実績や消費者への影響力、主力商品の安定性などに基づき、毎年ブランド価値のランキングを発表している。
アップルのブランド価値は昨年に比べて28%高い983億ドル(約9兆6000億円)と評価された。中国市場でiPhone(アイフォーン)をはじめとするアップル製品の人気が急上昇し、存在感を増していることが高評価につながったとみられる。
コカ・コーラは前年比2%増の792億ドルだった。
グーグルは昨年4位からの躍進。トップ10にはIBM、マイクロソフト、サムスン電子、インテルも入り、IT企業の強さが目立った。フェイスブックは前年比43%増で52位、アマゾンは同27%増で19位となった。
アップルの時価総額は昨年、マイクロソフトを抜いて世界最高を記録した。今年に入ってからスマートフォンの販売台数でサムスンに首位を譲り、技術革新の鈍化を指摘する声も上がり始めたが、今月発売した新型iPhone5の販売台数は最初の3日間で900万台を突破した。