メッセージアプリ「微信」が人気上昇 中国
上海(CNN) 中国でスマートフォンの普及に伴い、同国のインターネット大手テンセントが提供するメッセージアプリ 「ウィーチャット(中国名『微信』)」の利用者が増えている。対照的に、政府が統制を強化している中国版ツイッターの「新浪微博」は人気に陰りが出ているようだ。
微信で人気があるのが、名刺代わりのQRコードをスマートフォンで読み取って相手の連絡先に登録できる機能。まだ完全に紙の名刺に取って替わる存在にはなっていないものの、多くのユーザーがQRコードを持つようになった。
中国ではかつて、新浪微博が活発な意見交換の場となっていたが、中国政府がネット監視を強める中で、ユーザー離れが起きている。それに比べると微信はプライバシーが守られやすく、機能も幅広いことから支持が広がった。
上海に住むプロジェクトマネジャー、イェ・ジュンさん(26)は昨年5月にiPhoneを買い替えてから微信を使い始めた。友人のほとんどは微信を使っていたが、イェさんはまだ新浪微博の方が好きだったという。