フェイスブックが感情操作の「実験」 ユーザーから批判噴出
フェイスブックはサービス利用条件の中で、こうした研究を行うことがあると断っている。しかしユーザーからは、危険な社会実験に使われたとして批判する声も相次いだ。被験者となった69万人が事前に承諾を求められた形跡はなかった。
実験を計画したフェイスブック研究者のアダム・クレマー氏は6月29日のブログで、この研究はサービスを向上させる取り組みの一環だったと弁明し、「論文の記述内容のために不安を生じさせてしまったことを大変申し訳なく思う」と述べた。
同社広報は「当社が行う研究については慎重に検討し、社内に厳格な審査手順を設けている」「こうした研究に関連してユーザーのデータを不必要に収集することはなく、データはすべて安全に保存している」とする声明を発表した。