快進撃の中国スマホメーカー「シャオミー」 目指す先は
中国における2014年4~6月期のメーカー別スマホ出荷台数で、シャオミーは米アップルや韓国サムソン電子を抜き、1位となった。
同社の中国市場におけるシェアは14%に達している。「中国のスティーブ・ジョブズ」こと雷軍(レイチュン)氏によって創業されたのがわずか4年前であることを考えると、驚異的な急成長だ。バラ氏自身も、ここまでの成長速度は想像していなかったという。
熱狂的な人気の背景には、低価格のスマホと巧みなマーケティング戦略がある。
シャオミー製端末の値段はおおむね、約130ドル程度に抑えられている。これはほぼ製造原価に近い水準の低価格であり、シャオミーの利益はハードウエア本体以外のソフトの部分で生み出されている。
バラ氏はこうした戦略について、「弊社はスマートフォンの売り手である以前に、インターネット・プラットホームを提供する企業だと言える。携帯端末はあくまで、ソフトウエアを提供するための媒体という位置づけだ」と語る。