米アップルが増収増益、新型iPhone好調で
一方、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」は前年に比べて13%減の1230万台にとどまり、3四半期連続の減少。過去2年以上の間で最低の数字となった。クック氏によれば、iPadはスマートフォンより買い換えのサイクルが長いとみられる。さらに新型iPhoneの画面が大きくなったこともあり、iPadよりMacまたはiPhoneを選ぶという人が目立っているようだ。
ただ同氏は、iPadも薄型化した新機種の「iPad Air(アイパッドエア)2」などの発売を受け、今後売り上げが伸びることを確信していると述べた。
クック氏はまた、今後の決算報告では「その他の製品」というカテゴリーを新たに設け、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」やテレビ用セットトップボックス「アップルTV」、さらに来年初めに発売が予定される腕時計型端末「アップルウオッチ」などを一括して扱うと発表した。
アップルウオッチをこのカテゴリーに含めるのはなぜかという質問に、同氏は「ウオッチについてはあまり詳しい数字を公表したくないからだ」と答え、競合他社への警戒心を示した。一方、「アップルはウオッチにどの程度の需要があるか、確信が持てないのではないか」と指摘する声もある。