赤ん坊の「自分撮り」投稿おもちゃ、ネットの風潮に疑問投げかけ
反響は大きかった。赤ん坊の写真をソーシャルメディアにさらすことに対して怒りの声も寄せられたといい、コルネットさんは「私の考えが証明されてうれしかった」と話す。
一方でこの玩具を買いたいという人も多かったという。しかし制作の目的はコルネットさん自身の考えを表明することにあり、市販は目的としていない。
現在は試作品に手を加え、写真がソーシャルメディアではなく保護者の携帯電話に送信されるよう設計を変更している。
将来、自分に子どもが生まれた時に、この玩具を子どもに使わせたいと思うかどうかは分からないとコーネットさん。「子どもが生まれると何もかも変わってしまう。子供が可愛くなって、自分もやってしまわないとは断言できない」と話す。
米マイクロソフトの調査によれば、3歳未満の子どもをもつ母親の62%はフェイスブックを利用。そのうち96%が子どもの写真を投稿している。
一方で赤ん坊の写真にうんざりするというユーザーも増え、自分のフェイスブックのページから赤ん坊の写真を削除できるというアプリも登場した。