赤ん坊の「自分撮り」投稿おもちゃ、ネットの風潮に疑問投げかけ

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(CNN) 「小さなボブからこんにちは!」「ボブがくしゃみした!可愛い!」「ボブの初めてのアイスクリーム!」――。交流サイトのフェイスブックにあふれ返るそんな投稿と写真に疑問を持ったオランダのデザイナーが、赤ん坊の「自分撮り」玩具を制作し、大きな反響を呼んでいる。

デザイナーのローラ・コルネットさんは、友人がフェイスブックのページに掲載した赤ん坊の写真を見ながら、「自分の人生のすべてを他人に見られていることさえ知らない誰かの人生にかかわっているのは奇妙なこと」と考えた。

しかし写真を投稿した友人は、子どもの可愛さを自慢に思い、インターネットで友人と共有しても害はないと考えたという。

コルネットさんが調べたところ、新生児の半数は誕生の翌日までにインターネットにデビューしていた。「でも子どもたちは自分の写真がネットに掲載されることに同意したわけではない」。

そこで思いついてデザイン学校の卒業プロジェクトとして制作した「ニューボーン・フェイム」は、赤ん坊が自分の写真を撮ってソーシャルメディアに投稿できるという玩具。インターネットに乳幼児の写真を投稿する権利は誰にあるのか問いかける狙いを込めた。

玩具はフェイスブックのロゴやツイッターのトレードマークの鳥の形をした縫いぐるみをモビールにしてベビーベッドの上につるし、赤ん坊が触れると写真やビデオを撮影して自動的にソーシャルメディアに投稿する仕組み。

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