米金融公社、中国からのサイバー攻撃被害を隠ぺい 下院委
FDICは米銀行業界の規制を担う組織であり、サイバー攻撃が明らかになったことで深刻な懸念を招いている。
銀行の監視を業務の1つとするFDICは、約4500行の機密度の非常に高い内部情報にもアクセスできる。全米の銀行の預金保険も取り扱う関係でも大量の情報を入手可能だ。
サーバー攻撃があったことは、調査チームがFDICの13年の内部文書を入手したことから明らかになった。文書は監察官から総裁に宛てたもので、サイバー攻撃の模様が詳細に記され、「(FDICが)自身のルールを破り、適切な当局への通報を怠った」と非難していた。