米アップル、2期連続の減収 iPhoneの販売振るわず
クック氏は一方で、昨年秋に発売した「iPhone6s」への買い替えペースが予想を下回ったことを認めた。
ただタブレット端末「iPad(アイパッド)」は、上位機種「iPad Pro」を発売した影響で売上高が伸びた。
クック氏はさらに、「iTunes」や「App Store」「Apple Pay」のサービス部門が売上増となったことを強調。来年までに米経済誌「フォーチュン」の上位100社リストに入るとの目標に言及した。
App Storeでのダウンロード件数で史上最高記録を達成したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の「驚くべき現象」にも触れた。「AR(拡張現実)が非常に有望だということを示す現象だ」と指摘し、ARに積極的に投資する姿勢を示した。
アップルは今年9月、iPhone7を発売する見通し。これまで2年ごとに行なってきたフルモデルチェンジの時期に当たるが、今回はヘッドホン端子が廃止されること以外、現行モデルからの大きな仕様変更はないとの見方が有力だ。