プログラム可能なドローン、どこまでも対象者追う
ニューヨーク(CNNMoney) スポーツ用ドローン(小型無人飛行機)の開発を手がけるエアドッグは18日までに、サーフィンやオフロードのバイクレースなどの激しいスポーツでも対象者を追い続ける撮影用ドローンの開発を発表した。新製品では事前に経路や高度などをプログラムすることも可能だという。
「エアドッグADII」は防水性能を持つリストバンド「エアリーシュ」と対で使用される。リストバンドは全地球測位システム(GPS)内蔵で、ドローンの離陸や飛行の修正に用いられる。
このリストバンドにより、多くのドローンで必要とされるスマートフォンアプリでの操作が不要となる。同社最高経営責任者(CEO)はCNNに対し、「手動操作を目的としていない」「技術のことを気にしたくない、動いている瞬間のあなたを捉えるのが目的の製品だ」と説明する。
今回の新製品では事前に飛行経路や高度などを3次元でプログラム可能になった。事前のルート入力により、木や建物を避けて飛ぶこともできる。
また様々な撮影モードも用意され、ウオータースポーツモードでは、水をかぶらないように対象者の前方の位置から撮影してくれるという。
製品は折りたたむことが可能で、バックパックにも入る。ただしカメラは装備されておらず、別に購入する必要がある。
来月には資金調達サイト「キックスターター」の支援者向けに出荷を始める。一般向けの販売価格は1500ドルを予定。