子どもの写真を安全に共有するために――ネット投稿には細心の注意を
サンフランシスコ(CNNMoney) 元検事のアリソンさん(仮名)は、妊娠が分かった時点で家族に超音波写真を送ったが、同時に子どもの写真は決してインターネットに投稿しないと約束させた。
検事として多くの性犯罪者に接し、一見無害な子どもの写真が悪用される現実を目の当たりにしてきたアリソンさん。報復を狙う犯罪者に、ネットで追跡される恐れもあった。
俳優や政治家、ジャーナリストなどにとって、家族の写真の共有は危険を伴いかねない。ジャーナリストのデービッド・フレンチ氏は、ネット右翼の標的にされ、7歳の娘がガス室にいるように加工した写真を投稿される被害に遭った。
悪用される心配をせずに親類と写真を共有する方法を以下に紹介する。
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超神経質な対応
最も安全な方法は、写真を印刷して(自分のプリンターで安全な無線ネットワークを利用する)、祖父母に手渡すことだ。
それに次いで安全な方法として、「Signal」「WhatsApp」、アップルの「iMessage」のように端末間の内容が暗号化されるメッセージングアプリを利用してもいい。こうしたアプリでは、特定の相手またはグループ向けに、スマートフォンから直接写真を送信できる。安全を期するために、メッセージが消滅する機能を使って、相手が見た後、または一定期間が経過した後に、写真を消去する。
ただし、これを使うためには相手も同じアプリをインストールしておく必要がある。アルバムの共有や、写真のバックアップの用途には向かない。
それなりに慎重な対応
超有名人ではなく、ある程度ガードを下げてもいいと判断した場合は、名のある企業の専用写真アプリを使えば画像共有をもっと楽しむことができる。自分のスマートフォンに何かあった場合のバックアップにもなる。