スマホ依存で不安感増大、脳のはたらきに影響も
この研究についてイルディリム氏は、「GABAは神経細胞を減速させる」「集中力を保ちたくても注意力が低下し、気が散りやすくなる」と指摘する。
以前の研究でも同じよう結果が出ているといい、「スマートフォンへの依存度が強くなりすぎると、集中力が損なわれる」と同氏は話している。
依存症の少年は、不安やうつの度合いが高く、不眠性や衝動性も強いことが分かった。
ただ、9週間にわたって認知行動療法を受けた依存症の少年12人は、グルタミン酸―グルタミンと比較したGABAの値が正常に戻ったという。