アマゾン、クリスマス商戦好調 筆頭は「エコー・ドット」
ニューヨーク(CNNMoney) 米通販大手アマゾンは26日、今年のクリスマス・シーズンの売上高が過去最高を記録したと発表した。売り上げに貢献した商品の筆頭に挙がったのは、同社のスマートスピーカーのうち最も手頃な価格の「エコー・ドット」だった。
エコー・ドットは11月の米感謝祭翌日「ブラック・フライデー」のセールでもトップの売り上げを記録。同社が今月、価格を30ドル(約3400円)よりも引き下げたことで、さらに人気が高まった。
顧客がすでに持っているエコー・ドットなど、アマゾンの人工知能(AI)アシスタント「アレクサ」を搭載した端末から発注したケースが多かったという。
また、テレビに接続してネット配信動画を楽しむ「ファイアTVスティック」の売れ行きは昨年の同時期から倍増した。
アマゾンは感謝祭以来、好調な業績を維持している。ブラック・フライデーが終わった時点で、ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の資産は1000億ドルを超えた。週明けの「サイバー・マンデー」には、1日の売上高が同社史上最高を記録していた。同社の株価は年初以来、57%も上昇している。
アマゾンによると、シーズン最大のヒットとなった映画はウィル・フェレル主演のコメディー「エルフ~サンタの国からやってきた~」、アルバムはカナダ人歌手マイケル・ブーブレの「クリスマス」だった。
アレクサで一番リクエストが多かったレシピは、食べ物がチョコレートチップ・クッキー、飲み物はカクテルのマティーニとマンハッタンだった。