人工知能の読解力、人間を上回る アリババとMSが開発
ニューヨーク(CNNMoney) 中国アリババと米マイクロソフトが開発に携わった人工知能(AI)がこのほど、米スタンフォード大学が作成した読解力に関するテストで、人間を上回る得点を記録したことが分かった。
アリババによれば、こうしたテストで機械が人間を上回る成績を見せたのは初めて。
今回のテストはスタンフォード大の専門家がコンピューターの読解力を計測するために作成したもの。
アリババはすでに同社のテクノロジーを特別セールが行われる11月11日の「独身の日」で活用しており、コンピューターを使って顧客からの大量の質問に回答しているという。
スタンフォード大のテストは「ウィキペディア」の記事をもとに作られる。例えば、英テレビ番組「ドクター・フー」に関する歴史の一文を読み、「ドクター・フーの宇宙船の名前は」といった質問に回答する。
アリババのAIは1月11日に行ったテストで82.44のスコアを獲得した。人間の挙げたスコア82.304をわずかだが上回った。1日後、マイクロソフトのAIが82.650のスコアを出した。
スタンフォード大のテストにはフェイスブックやテンセント、サムスンも参加していた。