米AT&Tの5G提供、まずダラスなど3都市から
ニューヨーク(CNNMoney) 米通信大手AT&Tは20日夜、次世代通信規格「第5世代(5G)」の通信網について、まずテキサス州ダラスなど3都市で今年中に構築すると発表した。
AT&Tは今年末までに米国内の十数都市で5Gのサービス提供を始める計画を発表していたが、具体的な都市名や時期は挙げていなかった。
第1弾に選ばれた都市はダラスのほか、テキサス州ウェーコとジョージア州アトランタ。今後数カ月のうちに、このほかの都市名も発表するという。
5Gの通信速度は現行規格の4Gと比べて10倍以上とされ、自動運転や仮想現実(VR)、スマートシティーといった技術への活用が期待される。
ただし通信網が整備されても、それに対応する端末がなければ利用できない。AT&Tによると、5G対応のスマートフォンは一部のメーカーが今年中に発売するとみられ、同社も来年早々に商品に加える予定だという。
ライバルの米通信大手ベライゾンは昨年、5Gの家庭向けサービスを一部の都市で今年から提供すると発表した。