フェイスブックのザッカーバーグCEO、議会証言で謝罪へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が10、11の両日、個人情報流出問題などについて米議会で証言する。下院エネルギー・商業委員会が9日に公表した証言の草稿によると、同氏は問題の責任を認めて謝罪し、再発防止策を示す構えだ。
ザッカーバーグ氏が議会で証言するのは初めて。10日午後に上院の司法委員会と商業委員会による合同公聴会、11日午前に下院のエネルギー・商業委員会に出席する。
草稿によると、同氏はフェイスブックが偽ニュースや外国による選挙介入、憎悪発言、データ流出などに悪用されることに対して「十分な防止策を講じなかったことは明らかだ」と認め、「我々自身の責任をとらえる視野の広さが不十分だった。これは大きな間違いだった」と述べる。
さらに「私自身の間違いであり、申し訳なく思っている。私がフェイスブックを創設し、経営している。ここで起きることの責任は私にある」と語る。
フェイスブックをめぐっては、2016年の米大統領選でトランプ陣営にかかわった英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカが利用者の個人情報を不正に入手していたことが、先月明るみに出て波紋を呼んでいる。
ザッカーバーグ氏は証言で、今後は利用者の情報にアクセスできる第三者アプリを全て調べ、利用者がこうしたアプリを認識しやすいようにするなど、情報流出の再発防止に努める考えを示す。