韓国サムスン、スマートスピーカー「Galaxy Home」を発表
ニューヨーク(CNNMoney) 韓国のサムスン電子はこのほど、スマートフォン「Galaxy Note 9」の発表に合わせ、スマートスピーカー「Galaxy Home」をお披露目した。サムスンはスマートスピーカー市場で、アマゾンやグーグル、アップルといった競合他社と争うことになる。
スマートスピーカー市場は、アマゾンが2014年に「エコー」を発売したことで生まれた。
サムスンは、室内のどこにいるかによって音を最適化する機能などに言及したが、価格や発売時期などの詳細については明らかにしなかった。
サムスンが、アマゾンやグーグルといったスマートスピーカー市場の大手に追いつくには厳しい競争が待ち受けているといえそうだ。
市場調査会社IDCのアナリストは、サムスンの市場参入について「非常に遅れた」と指摘。今年初めに参入したアップルでさえも「遅れていた」との見方を示す。
サムスンの幹部はCNNMoneyの取材に対し、コネクテッドカー(つながる車)や高品質なオーディオ、人工知能、IoT(モノのインターネット)といった分野へ投資を行っていることから、スマートスピーカーはサムスンにとってふさわしい製品だと指摘した。
専門家からは、スマートスピーカー成功の鍵は、音声アシスタント「Bixby」の向上にあるとの見方も出ている。Bixbyは競合する「アレクサ」や「シリ」よりも性能が低いとみられている。
Samsung unveils its first smart speaker, Galaxy Home. It will feature its voice assistant Bixby pic.twitter.com/4UAdSpuWcd
— Kaya Yurieff (@kyurieff) 2018年8月9日