韓国で記録的な猛暑、熱中症で29人が死亡
ソウル(CNN) 韓国で記録的な猛暑日が続いている。韓国保健福祉省によれば、これまでに29人が熱中症で死亡した。
韓国では熱波が長期化しており、韓国気象庁(KMA)によれば、気温が35度以上に達した日が少なくとも15日間あった。1日にはソウルで39.6度と、観測史上111年間で最高の暑さを記録したという。
韓国首相府は、すべての公共建設現場で日中の作業を中止するよう指示。政府は自治体への医療支援にも注力する方針で、その一環として高齢の農家1000人を対象に冷房などを提供する予定だ。
一方、北朝鮮では2日、朝鮮中央通信(KCNA)が労働新聞の論評を再掲載する形で「今年の高気温は未曽有の自然災害だ」と伝えた。
異例の猛暑は日本にも影響を与えており、41度を超える暑さも観測される中で数十人の死亡が報告されている。
気象庁によれば、熊谷市では先週、気温が41.1度に上昇して観測史上最高を更新。これはこの時期の平均気温を12度近く上回る暑さだった。