ツイッター、誤解招くコロナ投稿に警告表示へ 大統領にも適用
(CNN Business) 米ツイッターは11日、新型コロナウイルスをめぐって真偽が明らかでなかったり、誤解を招いたりする情報が書き込まれた場合、マークをつけて警告文を表示するとの方針を発表した。
ツイッターは3月、新型ウイルス関連で人々の健康を直接危険にさらす恐れがあるツイートは削除すると発表していた。11日以降はさらに、そこまで重大な危険はなくても混乱や誤解を招く可能性がある場合、マークと警告文で閲覧者の注意を促す。
同社の担当者は、トランプ米大統領らのツイートも対象になるかという質問に対して、世界各国の首脳らも含め、誤解を招く情報を流した全ての人に適用すると答えた。
トランプ氏はこれまでに、新型ウイルスの治療に消毒液の摂取や未検証の薬を推奨した内容の発言などで物議を醸している。
ただし、こうした方針は導入より運用の段階が難しいともいえる。ツイッターは昨年、国家首脳らによるルール違反のツイートには警告を表示するとの方針を発表。しかしその1カ月後、トランプ氏が米民主党の女性議員らに対する差別発言を書き込んだ際には、ルールに違反していないと主張した経緯がある。