中国製アプリを「検知」するアプリ、グーグルが排除 インド
香港(CNN Business) グーグルが、インドの人々が中国製のアプリをボイコットするのを支援するというアプリを排除したことがわかった。「リムーブ・チャイナ・アップス」という名のアプリは3日時点で、グーグル・プレイ・ストアでは入手できなくなっている。
同アプリは約2週間前に公開された。同アプリを使えば、中国の開発業者が作成したアプリの検知を支援できるとしている。
インドでは中国との間で国境紛争が持ち上がり、反中国の感情が高まっている。
開発業者はアプリについて、携帯端末にインストールされたアプリの製造元を検知することで「自立したインド」を支援するための道具としている。
グーグルは今回のアプリの違反についてどのように知ったのか明らかにしなかった。プレイ・ストアの指針では、他のアプリを消去したり使用不能にしたりすることを促したり誘発したりするアプリを禁じている。
調査会社センター・タワーによれば、同アプリは排除されるまでに400万回以上ダウンロードされていた。インドでは約16万人の利用者が5つの星をつけていた。
しかし、開発業者がうたうほどの完全な成功は収めていないようだ。一部のユーザーからは、中国製のアプリが検知できなかったとのレビューもあった。