釈放されたファーウェイCFO、中国に帰国 英雄として歓迎受ける
演説ではさらに、「苦境に立たされ、3年間も異郷の地で身動きが取れなくなった一般の中国市民として、党や母国、中国の人々の配慮や温かさを感じないときはなかった」と発言。
孟氏は「習主席は全ての中国市民の安全に配慮し、また私が置かれた状況を心に留めて置いてくれた。私は深く心を動かされた」と述べた。
演説は習国家主席と党の指導への支持、および母国への忠誠を誓って締めくくられた。
ただ、孟氏は演説で自身について繰り返し「一般の中国人」と称したが、同氏への歓待ぶりは並大抵のものではなかった。
彼女が搭乗した飛行機が空港へ向けて降下する際、管制塔からは「こちらは深セン宝安空港です。母国は永遠に、あなたの最も力強い支持者です。お帰りなさい、孟晩舟!」との特別メッセージが贈られた。
到着ロビーの内部では、同氏を歓迎するために数百人もの人々が集合。国旗や花、横断幕を掲げ、愛国心を爆発させた群衆は、「祖国よ、永遠なれ」といったスローガンを叫び、愛国歌を大声で熱唱した。
街中では、同市で最も高い高層ビル群に「お帰りなさい、孟晩舟!」とのメッセージが点灯された。