ツイッター従業員にレイオフ予告メール、マスク氏が削減に着手
(CNN Business) 米ツイッターを買収した起業家のイーロン・マスク氏が、4日から従業員の削減に乗り出す。従業員は3日夕に受け取った電子メールで、現地時間の4日正午までに雇用状況を知らせるメールが届くと告げられた。
「あなたの雇用が影響を受けない場合、あなたのツイッターの電子メールで通知が届きます」。CNNが入手したメールのコピーにはそう記されている。「もし影響を受ける場合、次の手順についてあなたの私用メールで通知が届きます」
さらに、従業員とツイッターのシステムの安全を確保するためとして、同社のオフィスは一時的に閉鎖され、バッジによる入館は全て停止されると説明した。
従業員は「著しく困難な経験を切り抜ける」ことになるという文面で、このメールは締めくくられている。
マスク氏は先週、440億ドル(約6兆4500億円)でツイッターの買収を完了。報道によれば、従業員の最大で半数の削減を計画している。
関係者によると、マスク氏はまず、ツイッターの最高経営責任者(CEO)だったパラグ・アグラワル氏など経営陣の3人を解雇した。
買収完了から1週間足らずで、同社の経営幹部は解雇や辞職を通じてほぼ一掃されたと思われる。マスク氏はまた、同社の取締役会も解体した。