米ヤフー、年末までに20%の人員削減へ 広告部門を再編
(CNN) 米ヤフーは9日、今年中に従業員の20%を削減し、広告部門を再編する方針を明らかにした。
ヤフーの報道担当者がCNNに語ったところによると、インターネット広告を扱うアドテク部門「ヤフー・フォー・ビジネス」を再編して、新部門「ヤフー・アドバタイジング」とするのに伴い、同部門の人員を50%近く削減する。このうち1000人近くを今週中に減らすという。
同担当者は「決して容易な決断ではないが、長期的にはこの変革によって広告事業が簡素化、強化され、消費者とパートナーにより良い価値を提供できると確信している」と述べた。
人員削減を最初に報じた米メディアのアクシオスによれば、1600人あまりが削減対象になる。ヤフーはコメントの求めに応じていない。
ランゾン最高経営責任者(CEO)はアクシオスとのインタビューで、ヤフー全体の収益性に大きく貢献する変化だと語った。
世界経済全体の先行き不透明感が強まるなかでインターネット広告費を抑える企業が増え、ハイテク、メディア業界ではこれに合わせたコスト削減の動きが目立っている。