写真特集:作曲家のバート・バカラックさん、94歳で死去
バート・バカラックさん=1972年/Pictorial Press Ltd/Alamy Stock Photo
(CNN) 作曲家、ソングライターとして高い評価を受け、1950年代から80年代にかけてポップスの名曲を数多く生み出したバート・バカラックさんが94歳で死去した。遺族がCNNに確認した。
20世紀のポップスの第一人者だったバカラックさんは、チャート上位の楽曲からカントリーミュージック、リズム・アンド・ブルース、映画音楽に至るまで幅広いジャンルを手掛けた。「雨にぬれても」、「遥かなる影」、「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」などの代表作を多くのミュージシャンが歌い、大ヒットを記録した。
バート・バカラックさん=1979年/Huynh/AP
80年代にはディオンヌ・ワーウィック、エルトン・ジョン、グラディス・ナイト、スティービー・ワンダーと共同でチャリティー曲の「愛のハーモニー」を発表。チャート1位を記録し、巨額の売り上げが後天性免疫不全症候群(AIDS)の研究に充てられた。
その長いキャリアを通じ、バカラックさんは6度のグラミー賞受賞をはじめ音楽に関連するほぼすべての賞で受賞歴を持つ。2008年には、グラミー賞が存命中の最も偉大な作曲家と宣言している。
バート・バカラックさんとディオンヌ・ワーウィックさん(右)=1971年/Gilles Petard/Redferns/Getty Images
前出のワーウィックさんは9日、CNNへの声明でバカラックさんを「親友であり音楽のパートナー」と呼び、「家族を失ったよう」と、その死を悼んだ。
英国のミュージシャンでバンド、ザ・シャーラタンズのボーカリスト、ティム・バージェスさんはバカラックさんについて「歴史上最も偉大な部類に入る楽曲を残した」とツイート。「さようなら、バート・バカラック。あなたはキングだった」とつづった。