SNSは子どもに有害、たばこと同じ警告表示を 米医務総監が「緊急事態」宣言
今こそ議会が子どものSNS利用規制に真剣に取り組むべき時だとマーシー氏は訴える。
「SNSが安全だという確証が得られ、現在と未来の変化が起きる時まで、保護者に警告する必要がある。それが警告表示だ」と同氏は言い、議会はSNSに警告表示を義務付ける法案をできるだけ早く提出する必要があると強調、「これは喫緊の課題だと考える」と位置付けた。
マーシー氏は何年も前から、SNSが子どもたちの健康を害すると訴えてきた。しかし17日の「緊急事態宣言」と議会への訴えは、この問題に関して最も差し迫った行動要請だった。
ただ、もし警告表示が義務付けられたとしても、それだけでは不十分だとマーシー氏は言い、学校にいる間や、夕食など家族と過ごす時間も子どもにスマートフォンを使わせないことを提言。保護者に対しては、子どもが中学を卒業するまでSNS利用を制限するよう促した。
マーシー氏によると、現在医務総監の警告が表示されているのはアルコールとたばこの2製品のみ。しかしSNSの全般的な健康リスクは「同じくらい根深い」といい、「これは子どもたちの心の健康と幸福の問題だ」と強調している。