米メタ、成績下位5%の従業員を削減へ 3600人に影響か
ニューヨーク(CNN) 米IT大手メタが、成績の最も良くない従業員約5%について削減し、今年後半に、それらのポストを補充する方針であることがわかった。メタが14日に確認した。
メタの直近の四半期報告に基づけば昨年9月時点の従業員数は7万2000人あまり。今回の人員削減は約3600人に影響が及ぶ可能性がある。
メタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は社内へあてた文書で、「成績評価の基準を引き上げ、成績の悪い社員をより素早く削減することを決定した」と述べた。人員削減については、ブルームバーグ通信が最初に報じた。
ザッカーバーグ氏によれば、メタでは通常、期待に沿わない人材は1年をかけて削減するが、今後は成績に基づいたより広範な削減を実施するという。
ザッカーバーグ氏は最近、新しい人事や方針の変更を次々に打ち出している。2週間前には、企業幹部に著名な共和党員を起用した。先週は、投稿の信頼性を第三者が評価する「ファクトチェック」を米国で終了すると発表したほか、憎悪コンテンツの投稿に関する利用規定も改定していた。さらに3日前には、DEI(多様性、公平性、包摂性)に関する取り組みを終了すると明らかにしていた。