休暇取得で一石三鳥? 心臓発作になる前に

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1950年代のニュージャージー州での様子

1950年代のニュージャージー州での様子

米国の一般の労働者が1年に取得できる休暇は14日だが、大半の人はわずか12日しか休暇を取っておらず、さらに全体の25%は全く休暇を取っていない。

米国は先進国で唯一、労働者への有給休暇の付与が法律で義務付けられていないのだ。

対照的なのが欧州だ。

欧州連合(EU)では、毎年20日間の有給休暇の付与が義務付けられている。では、平均寿命が長いのは米国と欧州のどちらか。答えは当然ながら欧州だ。米国は、世界の平均寿命ランキングで28位というありさまだ。

もし自分の命が助かるだけでは2、3日の休暇を取る理由として不十分であれば、休暇を取るべき理由がもう1つある。実は、毎年休暇を取る人は、取らない人に比べ生産性も高いのだ。

2010年に米国で行われた調査で、回答者の35%が休暇の後、仕事に対する自信や生産性が向上したと答えた。

また、休暇は元気を回復する効果があることも分かっている。休暇中また休暇の後しばらくは、夜ぐっすりと眠れる。また休暇の後は脳の回転も速くなる。

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