「イスラム教徒体験」ツアー、モスクの祈りや断食も 偏見解消へ
ユダヤ教のオランダ人女性(56)は、このツアーでイスラム教への理解と自分自身への理解が深まったと話し、イスラム教の儀式は「個人と社会の間の内的葛藤」の解決を模索する助けになったと振り返る。
ただしイスラム教に改宗した参加者はまだいないといい、特に男性と女性が切り離されていることに大きな違和感を覚える人も多い。
それでも「ほとんどの参加者はそれも文化の一部であり、女性が虐げられているわけではないと分かってくれる」とボウラー氏は言う。
イスラム社会の同ツアーに対する反応は、一部に批判はあるものの、イスラム教に対する偏見をなくし、豊かな心を持ってもらう助けになればとの考えから、ほとんどが好意的だという。