京都・サモア・ドバイ 都市別の年越しイベント10選<下>
サモア
南太平洋の島国サモアは2011年、12月29日(木)の翌日を31日(土)とし、30日(金)を丸1日飛ばした。これにより、これまでサモアの西側を通っていた日付変更線は東側に移され、世界で最後に新年を迎える国から最初に迎える国となった。
今年の大みそかにサモアを訪れる人は、花火やファンファーレよりも家族をテーマにしたイベントを体験することになるだろう。
サモア人は伝統的に、年長者を訪問した後に歌と祈りの儀式と合唱で元旦を迎える。また村の祝宴では豊富な料理や飲み物が振る舞われるため空腹を感じることはない。サモアの行事は最初と最後に必ずカバの儀式が行われる。参加する際にはウクレレをお忘れなく。
ドバイ
これは大げさではなく、ドバイは文字通り「バンッ」という音とともに新年を迎える。世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」が総費用数百万ドル(かつ主催者が世界最大規模と主張する)花火ショーの発射台となり、さまざまな趣向を凝らした花火が、アラビアや世界の音楽に合わせて地上828メートルの高さから滝のように落ちる。
楽しみはさらに続く。人工島パーム・アイランドにある高級リゾートホテル「アトランティス・ザ・パーム」では、恒例のサンダンス音楽フェスティバルが開催される。今年はエリー・ゴールディング、リタ・オラ、ロジャー・サンチェス、ポール・ヴァン・ダイクなどの有名アーティストが出演を予定しており、1月1日の早朝まで観客をもてなす。無論、演奏中にも、さらに花火が打ち上がる。