ハワイ・オアフ島の海岸、来年1月から禁煙 罰金100ドル
(CNN) ハワイ・ホノルル市のカーク・コールドウェル市長は25日までに、オアフ島内の公共の場所での喫煙を禁じる法案2件に署名した。来年1月1日に発効の予定。
禁煙となるのは、ビーチ、公園、テニスコート、ソフトボール用のスタジアム、公共プールなど。ただ、市運営のゴルフ場は対象外。
違反者には100ドルの罰金が科され、再犯の場合は最高で500ドルまで増える。現在の為替相場で100ドルは約1万円。「電子たばこ」は対象外で、海岸で引き続き利用が認められる。
新規法案は市議会が満場一致で可決したもので、既に打ち出されている公共の場所での禁煙規則を拡大したもの。既存の法律では、商店やレストラン、バー、職場の出入り口から約6メートルの範囲内での喫煙は禁じられている。また、公共の土地に面する海上も禁煙となっている。
オアフ島にあり、シュノーケルのスポットなどとして人気があるハナウマ湾自然保護区では1993年以降、禁煙となっている。
地元のCNN系列局KHONによると、禁煙拡大の新規法案は路上などに落ちているたばこの吸い殻削減や間接喫煙による健康被害への懸念解消を目指すハワイ州の政策の一環。
米国立バイオテクノロジー情報センターによると、米国内では1993~2011年、843カ所の公園と150カ所の海岸が禁煙となっている。