「1泊」の観光客拒否の住民運動、日常生活防衛で 米ハワイ
同団体の責任者は、インターネットでカイルアの短期滞在用の宿泊施設の調べたところ250カ所以上の情報が得られたものの、合法的な経営は65カ所のみだったとも報告した。
これに対し、観光行政当局の責任者は10月、住民団体に書簡を送り、正式な許認可を得ていない宿泊用のレンタル施設の利用は促していないと反論。一方で、カイルア地区への訪問客による経済的な恩恵は推定で年間1億300万ドルにも達するとも指摘した。
住民団体はこの主張に、いかなる犠牲を払っても観光業を優先させる発想と反発。ホノルル市やホノルル郡に違法な宿泊施設の運営について問題提起したが、職員不足で市条例の順守が実現していないとしている。
同団体は来年1月に、短期滞在客の拒否問題を改めて協議する予定。