世界のスキーコース100選
(CNN) 夏の楽しみがビーチなら、冬はスキー場。世界各地の名コースの中から、バンクーバー冬季五輪のメダリスト、アンドルー・ウェイブレクト選手やスキー専門誌パウダーの編集者ジョン・スティフター氏ら、専門家が選んだベスト100を紹介する。難易度の評価は、各スキー場が提供する情報に従った。
1.ザ・スタッシュ(フランス・アボリアッツ)
林間滑走エリアとパーク設備が混在する斜面は、米スノーボード用品メーカー、バートン・スノーボードの設立者ジェイク・バートン氏がデザインした。
フリースタイル・スノーボート英代表チームのベッキー・メンデー選手は「このコースが世界で一番好き。木立を滑る楽しさと、天然木を利用したパークが魅力」と話す。
木に衝突しないよう注意を。難易度は表示なし。
2.デーブ・マーレー・ダウンヒル(カナダ・ウィスラー)
1993~95年にワールドカップ、2010年に冬季五輪の会場となったコース。元カナダ代表、デーブ・マーレー選手の名を取った。急斜面のスピード感と壮大な眺望が高く評価されている。
注意したいのは急斜面と、所々にあるアイスバーン。難易度は上級。
3.ヴェンティーナ(イタリア・チェルビニア)
チェルビニアは家族向けのスキー場。その中でヴェンティーナは難しいコースとされるが、ほかのスキー場なら中級に相当する。標高差1430メートル、滑走距離は8キロ。広々とした斜面は、初心者もスピード派もそれぞれに楽しめる。
ゲレンデの子どもたちに注意が必要。スキースクールが終わった午後の時間帯を狙うといい。難易度は中級。
4.グレンズ(米ユタ州・スノーバード)
「グレンズは斜面が急で難易度が高く、雪の量も多い。まさに世界一流のゲレンデだ」と話すのは、スキー情報サイト、マウンテンアドバイザーの編集者デレク・テイラー氏だ。
2012年にリビア東部ベンガジの米領事館襲撃事件で死亡した米海軍特殊部隊員のグレン・ドハティ氏がかつてスノーバードの常連だったことから、昨年このコースがグレンズと改名された。
突然の急斜面に気をつけて。難易度は上級。
5.グラン・ソイエ(フランス・サントフォア)
スキー誌フォールラインの編集者ニコラ・イサード氏によれば、このコースの魅力は地図を見ただけでは分からない。よく晴れた日、だれもいない斜面をどこまでも滑る気分は格別だ。サントフォアが混雑することはめったにない。木立を抜けるオフピステも素晴らしい。
時間帯に注意を。このコースは遅めの時間に行くのがいい。難易度は初級。