モンゴルの美しい風景18選
15.高さ約40メートルのチンギス・ハーン像
13世紀に世界の半分を征服したチンギス・ハーンといえば、残虐な行為の数々が思い浮かぶかもしれない。だがモンゴル人は彼を英雄であり、文化の象徴だとみなしている。このため、首都ウランバートルの東54キロの地点にあるツール川のほとりに、高さ40メートルの騎馬像を建立。重さ250トンのステンレス鋼で覆われており、生誕地のある東の方角を向いている。
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16.ザイサン記念碑からの眺め
ザイサン記念碑は第2次世界大戦で戦死した旧ソ連兵を悼んでロシア人により建てられたもので、首都ウランバートルを見下ろす丘の上にある。晴れの日には、同市を一望する素晴らしい眺めと壮麗な夕焼けを見ることができる。
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17.年齢が分かる民族衣装
モンゴル伝統の民族衣装デールは男女ともに着用し、特に牧畜業者が身につけている。国そのものと同様、古い歴史がある。ポケットのないローブに似ており、腰回りに細い絹の帯をきつく締めて着る。この帯は箸や喫煙具、つまようじなどを持ち運ぶためにも使用。年齢に応じて異なるスタイルの衣装を着る。年配の人は素朴で目立たないものを着るのが典型で、既婚女性らは、もっとこった装飾のものを身に着ける。
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18.至る所にあるオボー
オボーは石を小高く積み上げた祭壇で、山岳地帯など高い場所で見られる。供え物をする人は幸運を祈願するため、オボーの周囲を時計回りに3度回るのがしきたり。あめやお金、牛乳やウオツカなどを供えるのが普通だ。