写真特集:操縦席からの絶景、飛行士が撮影
オランダ人のパイロットが撮影した操縦席から見えるオーロラ/Courtesy Christiaan van Heijst
(CNN) 紫の稲妻、サイケデリックな夕焼け、白く輝く雲、渦巻くオーロラなど、思わず息をのむほど美しい自然現象を航空機のパイロットは最前列の席で観賞できる。
オランダ人パイロット、クリスティアン・ファンハイスト氏は二十歳で現職に就き、以来、操縦席の窓の外に広がる景色の写真を撮り続けている。それらの写真を見れば、地上約9000メートルの別世界に身を置く経験をつかの間味わうことができる。
その瞬間を撮る
ファンハイスト氏は、14年前の初フライトでアフリカとアフガニスタン上空を飛行した際、操縦席にカメラを持ち込み、フライトの様子を写真に収めた。操縦席の窓から360度見渡せる景色は、客席の窓からの眺めよりもはるかに刺激的だった。
「周りに(操縦席の)大きな窓があり、自分で飛行機を操縦していると、(客席にいるより)はるかに面白い体験ができる」とファンハイスト氏は言う。
自然の驚異
現在、ボーイング747-8型機の副操縦士を務めるファンハイスト氏は、これまでに朝日や夕日、月光に照らされた川、ドラマチックな砂漠の風景、印象的な形の雲など、世界で最も壮大な自然の風景の一部を写真に収めて来た。
その中でも特に素晴らしいのは北極光(オーロラ)だという。「オーロラは何度見ても美しく、いつ見ても素晴らしい」とファンハイスト氏は言う。