ターキッシュエア、乗務員の制服を刷新 伊デザイナーが担当
(CNN) トルコのターキッシュエアラインズが創業85周年を記念して、客室乗務員の新たな制服を発表した。
制服を手掛けたのはイタリア・ミラノのデザイナー、エットーレ・ビロッタ氏。英国の写真家マイルズ・オルドリッジ氏が、トルコの最大都市イスタンブールを背景にファッション雑誌さながらの写真を撮影した。
同国では10月末、世界最大規模となるイスタンブール新空港がオープンする予定だ。
赤とグレーの制服は、トルコの文化と同じく東洋と西洋の融合を象徴している。ビロッタ氏は、古くから異文化が交差してきたイスタンブールの街を出発点とし、伝統的なデザインに現代的な要素を取り入れたと話す。
乗務員からの意見を取り入れ、さまざまな環境で長時間の試験飛行を繰り返してデザインを完成させたという。
そのほかの航空会社でも、有名デザイナーによる新制服の導入が相次いでいる。中国の海南航空は昨年の秋冬パリ・オートクチュール・コレクションで新たな制服をお披露目した。今年は米デルタ航空がニューヨークのデザイナー、ザック・ポーゼン氏による制服を発表した。
ビロッタ氏は数年前にアラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空の制服も手掛けた。英ヴァージン・アトランティック航空の制服は、英国を代表するデザイナー、ビビアン・ウエストウッド氏が担当して話題になった。